民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供している全期間固定金利住宅ローンを「フラット35」といいます。
この制度を利用すると融資金を受け取った時から返済終了後までずっと同じ金利で借りられるので、マイホームの取得とその後のライフプランが立てやすいと人気です。
そのフラット35に続く新しい制度を10月1日から開始する事を住宅金融支援機構が発表しました。
その名も「フラット35リノベ」!新しく打ち出された制度は、今まで出来なかった空き家を含む中古住宅のリフォームに使えると話題です。
【10月1日開始】性能向上リフォーム推進モデル事業「フラット35リノベ」の概要
新築もしくは中古住宅を購入する時にしか使えなかったフラット35とは違い、フラット35リノベは中古住宅の質の向上に着目した新制度となっているため、購入だけではなくリフォームする際にも使えます。
この新制度の登場により、空き家を含む中古住宅はもっと売りやすく買いやすいものとなったのです。
(1)フラット35リノベとは?
住宅金融支援機構が打ち出した新しい制度で、主に空き家を含む中古の住宅性能を一定以上向上させるリフォーム工事を実施した際に金利が一定期間優遇されるというものです。
これは「性能向上リフォーム推進モデル事業」の一環で、同年10月1日に開始することが決まっています。
(2)フラット35リノベの概要
フラット35リノベは下記のような概要となっていますので、ご利用をお考えの方は要チェックです。
・取扱開始日…2016年10月1日
・適用基準工事…省エネルギー性・耐震性・バリアフリー性・耐久性と可変性のいずれか1つ
・金利引き下げプラン…フラット35リノベAプラン / フラット35リノベBプラン
・金利引き下げ期間…Aプラン 当初10年間 / Bプラン 当初5年間
・金利引き下げ幅…フラット35の借入金利から年0.6%引き下げ
購入にも使える「フラット35リノベ」で中古住宅をもっとお得に取得する!
新しい制度の開始が発表される中、既存のフラット35の最低金利は現時点で年1%を割っていて、この状態が続けばフラット35リノベ引き下げ後の金利は0.3%台という超低金利となります。
また、このサービスは2017年3月31日までの予定で、予算に達し次第この期間を待たずに終了となる見込みということですので、利用希望の方はお急ぎください。
また、リフォームをする時だけではなく、リフォーム工事で性能の上がった空き家を含む中古住宅を購入する時にも「フラット35リノベ」は使えますので、空家購入をお考えの際にはリフォーム工事済みか、新制度の対象住宅になっているかをよくご確認の上検討されることをおススメします。
何はともあれ、新築に負けない性能を備えた物件が、もちろん中古価格で購入できるチャンスですので、これを機会に空家の購入を考えてみてはいかがでしょうか。
しかし、リフォーム時にご利用をお考えの方は一つだけ注意点があります。
それは、既存住宅部分の全てを取り壊す工事を行う場合は対象外となってしまうという点です。
いざ申請の際にがっかりしないよう、リフォーム時のご利用をお考えの際は専門の知識を持つ弊社へ一度ご相談下さい。
→「性能向上リフォーム推進モデル事業「フラット35リノベ」」について詳しくはこちら
今後、空き家を含む中古住宅を購入し、リフォームを行う予定がある方には見逃せない新サービスです!
今回ご紹介した新制度を利用すれば、少ない予算で購入できるほか、むこう10年間(プランAの場合)超低金利という優遇が受けられます。
福島県郡山市の空き家サポートセンター郡山では、このような制度を利用した空き家のご購入も提案させていただいています。
空家購入をお考えの方はぜひ一度お気軽にご相談下さい。