平成25年度の住宅・土地統計調査では、空き家の件数は全国で820万戸、空き家率は13.5%と過去最高になっています。
この中には駐車場に適した土地も数多く含まれています。
老朽化した空き家をそのままにしておくのは勿体ないと思いませんか?
ここでは、空き家を解体してコインパーキングにするメリット・デメリットについてご紹介しています。
空き家の有効活用「コインパーキングにする」という選択
老朽化した空き家は倒壊や景観の悪化、犯罪の温床にもなりやすく、放っておくのはとても危険です。
そこで、有効活用として考えられるのは、駐車場にするという方法です。
駐車場にも様々な種類がありますが、中でもコインパーキングは初期費用の低さといつでも辞められるお手軽さから人気です。
コインパーキングのメリット・デメリット
(1)コインパーキングのメリット
・土地活用の中で最も手軽に始められる
・投資費用を最小限に抑えることができる
・辞めたい場合は、1か月前に通知すれば比較的簡単に元の状態へ戻せる
・一定以上の周辺人口があれば比較的安定した収入が見込める
・狭小地・変形地でも立地が良ければ経営できる
(2)コインパーキングのデメリット
・更地にする事で住宅用地の優遇措置(※1)がなくなり、固定資産税が6倍になる
・建築基準法「接道義務(※2)」を満たしていない土地だと、再び建物を建てる事が出来ない
・機械設置をするため、駐車場区画に利用できる面積が減ってしまう
・不特定多数のユーザーが利用するため、トラブルが起きやすくその対応が煩雑
(※1)住宅用地の優遇措置…固定資産税が通常の更地より6分の1に減額する措置の事です。
(※2)接道義務…建築基準法で定めるところの、建築物の敷地は原則として幅員4メートル以上の道に2メートル以上接していなければならないというルールの事です。
本当に儲かる?コインパーキングとしての有効活用
メリット・デメリットが分かったら、次に気になるのが売上ですよね?
場所や規模にもよりますが、コインパーキングは通常駐車場化の費用を全てコインパーキング運営会社が負担します。
そのため、初期投資が少なく済み、高利益が見込めるのでコインパーキングを検討する方が増えています。
例えば、コインパーキングの一般的な条件(駐車区画:2台、日中16時間を200円、夜間8時間を100円で運営)で1か月の売上を計算すると、7万2千円の売上となります。
1台1万円の月極駐車場の1か月の売り上げは2万円ですから、やはり高収入が期待できるという事が分かりますね。
最近、空き家を解体して駐車場にするという選択は、多くの方が検討されています。
その人気の秘密は、初期費用の少なさと安定した収入が見込めるところ。
福島県の空き家サポートセンター郡山では、こうした理由での空き家の解体や、その土地の有効活用など幅広くお手伝いさせていただいております。
あなたの空き家がコインパーキングとして有効活用出来る土地であるかを判断できる、不動産に詳しいスタッフが常駐しておりますので、空き家をコインパーキングにとお考えの際は、お気軽にご相談ください。