高齢者や障がい者、母子家庭など住宅に関する要配慮者へ向けての貸し出しを目的とした空き家のリフォームに、補助金が交付されるのをご存知でしょうか?
平成27年に創設されたばかりの空き家の補助金制度ですが、その認知度はまだまだ低く、制度の名前を聞いただけではピンとこない方も多いでしょう。
ここではそんな認知度の低い空き家に関する補助金制度をご紹介しています。
【平成28年度】住宅確保要配慮者あんしん居住推進事業の概要
福島県郡山市を始めとする県内全域で今年も「住宅確保要配慮者あんしん居住推進事業」の募集が開始されました。
下記の内容をしっかりチェックして、より社会に貢献できる空き家の有効活用をしてみませんか?
(1)この制度の特徴と目的
この制度は高齢者、障碍者、子育て世帯の居住の安定確保を図るため、空き家を活用して一定の質が確保され、なおかつ家賃の低い賃貸住宅を供給することが目的の制度です。
国の機関である居住支援協議会とも連携しているので、安心して活用できるところが特徴です。
(2)制度の概要
空き家の補助金を受けるには、期日を守り、下記の条件を満たす必要がありますので、ご自身の所有する空き家賃貸にとお考えの方はよく確認の上応募するようにしましょう。
【制度名称】
住宅確保要配慮者あんしん居住推進事業
【募集期間】
平成28年4月28日(木)~平成29年2月24日(金)
【空き家の要件】
・住戸の床面積は原則として25㎡以上であること
・住宅設備を有すること(台所・水洗便所・収納設備・洗面設備・浴室)
・現行の耐震基準に適合していること
・一定のバリアフリー化がなされていること
【補助対象工事】
・バリアフリー改修工事…手すりの設置、段差の解消、廊下幅等の拡張、浴室の改良、お手洗いの改良等に係る工事
・耐震改修工事…現行の耐震基準に適合させるために必要な工事
・用途変更工事…戸建の持ち家や事務所等の賃貸住宅以外の用途の建物を賃貸住宅に用途変更するために必要な工事
・居住支援協議会が認める工事…入居対象者の居住の安定した確保を図るため、居住支援協議会が必要と認める工事
【補助金限度額】
50万円/戸 (他用途から賃貸住宅に用途変更する場合は100万円/戸)
【問い合わせ】
住宅確保要配慮者あんしん居住推進事業実施支援室 TEL 03-6214-5806
福島県居住支援協議会 TEL 024-529-5273
→「住宅確保要配慮者あんしん居住推進事業」について詳しくはこちら
空き家はただ眠らせておくよりも住宅を必要としている方へ貸し出すことが有意義な使い方の一つです。
今回ご紹介した制度を上手に活用すれば、自分のお金をかけることなく賃貸用にリフォームすることができるので、借りて貰える確率もグンとアップします。
福島県郡山市の空き家サポートセンター郡山では、こういった空き家を有効活用するための制度や、有効活用そのもののご提案など、空き家に関するご相談を幅広く受け付けています。
空き家の有効活用でお悩みの際はお気軽にご相談下さい。